レバレッジ

FXの取引にはデータがすべて

FXの取引にはチャートを使うことが多いのですが、そのチャートのもとになっているものが為替レートの過去データです。
いずれ相場というものを張る時には、過去のデータ無しにはできないとされていますが、それはFXでも同じです。
FXは扱っている通貨ペアの数が多いですから、それに従ってデータも膨大になります。

過去どのくらいまで遡ったものが必要になるかは人によりますが、まずは10年以上ではないでしょうか。
日本では過去データが無料で手に入れられることが普通ですが、海外では有料である場合がほとんどです。
この点、日本の方がデータを集める時のコストが安いという利点があります。

こうした過去データを目で見てわかりやすく表現したものがチャートです。
日本の場合には、ローソク足というチャートが基本的なものとして良く使われます。
このチャートは時系列でローソクの様な形をした図形を並べたもので、株式や商品先物などでもおなじみだと思います。

過去データを加工したチャートもたくさんあります。
FXではあまりでてきませんが、日本で古くから使われていたもので新値足という非時系列のチャートがあります。
このチャートでは過去の高値と安値がわかりやすく非時系列ですので、グラフが小さくて済みます。

このような中で有名なチャートに移動平均線があります。
過去のある期間の平均を計算してチャートにしたもので、過去13日とか20日とかの平均をグラフにプロットした曲線で表されるものです。
FXで使われるローソク足には、この移動平均線が重ねて表示されることが多く、データを加工するタイプのチャートでは、最も馴染まれています。

この他の過去データを加工するタイプのチャートでは、(移動平均線もそうですが)アメリカの株式で使われていたものが多くあります。
その中にオシレーター系と呼ばれるチャート群があります。
これらのチャートは過去データをある一定の方法で計算して、それによって得られた値をグラフにしたもので、例えば、RSIと呼ばれているチャートでは、ある時点での売られすぎや買われすぎといった相場観を数値化したもので、保ちあいの相場では有効だといわれています。

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