レバレッジ

為替レートのトレンド判断のやり方

為替レートのトレンドを知る時に新値を更新したかどうかで判断する方法があります。
新値という言葉は、FXではあまり使われませんが、古くから日本の相場で使われていたもので、同一のトレンドが長く続く時には利用価値があります。
まずは新値の説明からします。

ここでは、日毎の終値を使って一日単位での説明になりますが、時間間隔は週、月単位と長くしても良いですし時間、分単位と短くしても同じです。
直近の高値または安値に着目して、その値を上回るか下回った時にその値を新値と呼びます。
例えば、直近の米ドル円の高値が98.50円としてその後に99.05円をつけたとしますとこれが新値(新高値)となります。

また、直近の安値が97.75円の時にその後96.80円をつけますとこれが新値(新安値)ということになります。
連続した時の例として、米ドル円で、98.50円(直近の高値),98.30円,△98.75円,98.55円,△99.05円,△99,58円,△100,02円となっていたとしますと、△をつけたところが新値となってこの値だけに着目するわけです。

この例では、新値(新高値)の更新が頻繁に起きていますので、トレンドとしては円安方向だと判断できます。
それでは、トレンドが転換する時にはどのように判断するのかの説明に入ります。
トレンドの転換の判断は何通りも考えられます。

あまり判断が早過ぎますとトレンドが頻繁に転換してしまいますので、ある程度緩やかに判断してみます。
例えば、4つ手前の新値を切ってきたらトレンドが転換したと決めますと、つぎのようになります。
米ドル円で、98.50円(直近の高値),98.30円,△98.75円,98.55円,△99.05円,△99,58円,△100,02円(ここまでは前の例を使います)続いて、99.90円,99.30円,99.55円,98.98円,▲98.10円,▲97.88円 ・・・となったとします。

トレンドが円安の時の4つ前の新値は、△98.75円ですからトレンドが円高基調になった時にはこの値を切ってきた時にトレンドが転換したと判断して▲98.10円を新値(新安値)と判断するわけです。
いくつ手前の新値をトレンド転換の判断基準にするかはいろいろありますが、ここであげた例が一つのやり方です。
良かったら利用してみて下さい。

Copyright(C) 2013 取り引きを快適にするための知識 All Rights Reserved.