レバレッジ

FXの為替スプレッドとは

銀行を利用して海外とお金のやり取りをしたことのある人は知っていると思いますが、外国通貨でお金を海外に送金したり、あるいは、海外からの現地通貨でお金を送金してもらったりするときには、外国通貨と日本円を交換することになります。
この交換レートのことを為替レートと呼んでいますが、銀行では、2つの為替レートを日々公表しています。
これはTTSとTTBというものですが、TTSは(対顧客)電信売りレート、すなわち顧客が日本円から当該外国通貨に交換するときの為替レートで、TTBは(対顧客)電信買いレート、すなわち、顧客が当該外国通貨から日本円に交換するときの為替レートです。

TTSとTTBのレートは、必ずTTSがTTBより高くなっています。
言い換えますと、銀行は顧客に対して(日本円を基準とした時に)外国通貨を高く売り、安く買うということで利益が得られるという仕組みになっているということです。
このTTSとTTBのレートの差を為替スプレッドと呼んでいます。

米ドル日本円を例に取りますと為替スプレッドは概ね2円です。
ところで、FXの取引をするときにも店頭取引と呼ばれるFX業者との直接取引では、上の銀行の例のように為替スプレッドが適用されます。
FX業者は、取り引きに当って当該通貨ペアのASKとBIDという2つの為替レートを提示しています。

ASKは上の銀行の例ではTTSに、BIDは同様にTTBに相当するレートで、ASKがBIDより常に高いレートになっています。
顧客がFX取引をする時には、ASKで提示されている(BIDより高いレートで)買うことになりますと、売る時には、BIDで提示されている(ASKより低いレートで)売ることになります。
これは、銀行と同様に業者がこの為替スプレッドにより常に利益を得るという仕組みになっているということです。
ただし、FX業者の提示する為替スプレッドは、銀行のように大きくなく、例えば、米ドル日本円の場合には為替スプレッドは1銭前後ですから銀行の200分の1程度です。
では、実際にFXでどれくらいの儲けが出るのかというのは、こちらhttp://occupytokyo.org/を参考にしてみてください。

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