レバレッジ

FXのリスクは?

FXに限らず相場のリスクと言いますと、損をする事が一番にあげられます。
つまり買った物の値段が下がり、売ったものの値段が上がってしまうことで損失が出てしまうということです。
FXのような証拠金取引では、特に高いレバレッジでの取引をしている時に損失の出る方向に相場が動きますと証拠金が持ちこたえられないことがよく起こります。

これが最大のリスクです。
二つ目には、流動性のリスクがあります。
取引は相手のあるものですから取引量の少ない場合には、売りたくても売れず、買いたくたくても買えないということが起こります。
これは、新規にポジションを建てる時にはあまり関係ないのですが、ポジションを解消したい時に起こりますと往々にして損失が膨らんでしまうという事になります。

三つ目には、金利負担のリスクがあります。
FXでは、取引をする通貨ペアのうち(相対的に)金利の高い国の通貨を売って金利の低い国の通貨を買うというポジションでは、金利差の分をスワップポイントという形で支払うことになります。
金利差が大きい通貨ペアのポジションを持っている期間が長くなりますと、このスワップポイントの損失が結構大きくなります。

四つ目には、取引に使われている通信部分の障害です。
FXの取引はインターネット経由で業者のサーバーと顧客のパソコンなどをつないで行われます。
殆ど無いとはいわれていますが、業者のサーバーがダウンして取引ができなくなるというリスクがあります。
また、インターネットサービスプロバイダーの障害、さらには、顧客自身のパソコンなどのダウンが元でも取引はできなくなります。
顧客側としましては、複数のプロバイダーと契約することや複数のパソコンを用意することである程度このリスクを減らすことができます。

その他には、業者の破綻あるいは廃業に伴って預入資産が返ってこないというリスクも考えられますが、現在では顧客資産の分別管理が法律で決められていますので、このリスクはないと言って良いでしょう。
それよりも利益を得た時の税金の方がリスクとしては大きいでしょう。
分離課税ですが、利益の20.315パーセントの税率は損失の出る年もありますのでリスクといえないでしょうか。
以上の理由から株などに比べてFXは初心者でも儲けを出しやすいといえます。

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